このレビューはネタバレを含みます
三浦貴大、吹越満、吉岡秀隆、皆川猿時あたりが良かった。
最後に金子勇さんの実際の映像が出るけど、腕を組んだり顎を触ったりする癖や、ネットのオタクみたいな動きを東出が再現していたのがわかって良かった。
金子さんは、これからの日本の開発者が、安心して開発をしていけるように、自分の開発の時間をなくしてでも最高裁まで戦ったのが素晴らしいと思った。
ただ、彼が裁判から解放されてから開発者として活動できたのはわずか半年、というのは悲しすぎた。
吉岡秀隆の愛媛の事件とリンクしていて、金子さんが何のためにwinnyをつくったのかがやんわり表現されてた。
悪質な捜査や権力者の都合で、貴重な才能が潰されてしまったのが悲しい。金子さんは後続の開発者のために戦ったけれど、その間に優秀な開発者は海外に流出してしまったし、日本が諸外国に抜かされてしまったのは事実だと思う。
日本の衰退は止まらないのだろうか…。
実話に基づいた映画が好きなので、とても楽しめた。