takanoひねもすのたり

真犯人のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

真犯人(2019年製作の映画)
3.0
……韓国警察の無能さ大発揮のサスペンス。

ユジュン、被害者。
ヨンフン、被害者の夫。
ジュンソン、ヨンフンの親友。
ダヨン、ジュンソンの妻。
さて犯人は誰でしょう。

ヨンフンの妻・ユジュンが殺され、犯人として親友のジュンソンが逮捕起訴され一審で殺人の罪が確定。ジュンソンの無罪を信じる彼の妻ダヨンはヨンフンに彼の無罪を証明したいという、ヨンフン自身が事件に腑に落ちない物を感じており自ら事件を調べ始めるが……という韓国サスペンス+ミステリー。

韓国警察、初期の段階で『あなたも被疑者です』と言ってるのに、何故被疑者から外したん?
一番強い殺害の動機を持ってるのは彼女や…。

……顔の血液についていた毛髪が決め手で彼を逮捕したのだろうけれど。

概ねランニングタイムの1/3経過で真犯人の推測がつき、1/2経過で確信になったので残りは(何この(犯人の)茶番……)という視点で観てしまった。

最後ヨンフンが頑なに黙秘を続けている意味が、最後のモノローグでもやもやした余韻を残すけれど、さて親友のジュンソンはバックの中から出てきた動かぬ証拠を見てどうするでしょうねぇ……。
ヨンフンのため(というより彼女への恐怖が強い気がするが)に動くんでしょうか。
ヨンフンが見上げた空の明るさと、ジュンソンとダヨンの周囲の薄暗さが何かを暗示しているのかも知れませんが。

可哀想なのは子供だよな……💧