レアリテ男爵

糸のレアリテ男爵のネタバレレビュー・内容・結末

(2020年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

とっくにdownload済みで、僕のタブレットの中で、僕が観たくなるのを静かに待ってたかのような今作。、、、結局観たくなったというより、観なきゃいけない‼︎ 、、そんな気持ちになって鑑賞。^^;

そもそも高校時代にアルバム『寒水魚』を鬼のように繰り返し聴いてた僕としては、いずれ観なきゃだったんだが、おっと、冒頭から北海道の美瑛って、、、好き過ぎる!(^^;;

子供の腕や足にムラサキに滲んだようなアザがある時は、ロクな真相がない、、やっぱりそうか!な展開。、、、動物界からも馬鹿にされそうなくらい、なんとも母性本能を放念しきった狂った母というか、オンナ。(-。-;

運命の糸どころか、糸の切れた連凧が、さらに上空で個々に糸がきれたり、あるいは絡まって2つがグルグルになったり、平成の中で日本も糸が切れたような具合に、色々てんやわんやになったりな、懐かしくもシンドい中盤。。

今作ほど、レンて名前を、アオイという名前を、理屈抜きでイイなと感じた事はない。
主役2人は言わずもがな、脇をかためた俳優陣のキャスティングから演技から、いちいちリアルでひきこまれた。

何度か突然、喉の奥がヒキツケを起こしたかのようになり、直後涙腺にその波が伝染したかのように涙がでたのが数箇所あった、、ボクシングでいうなら、突然の瞬間のダウンであり、その蓄積は癒えることなくクライマックスに突入する段階で、、わ〜、ど〜しよぉ〜、くるくる、泣くぞぉ〜また俺、、てな塩梅。😅

やっぱり菅田将暉くんと小松菜奈ちゃんは、俳優が天職と言わざるをえないレベルで、日本の財産だなぁ〜と感じる!✨

主題歌『糸』の破壊力は、聴く度ごとに圧倒される!

榮倉奈々さん演じた桐野香の存在が、一番僕に今作のタイトルの重厚感を感じさせる。
、、、そう、ヒトの縁は、ヒトの別れは、ヒトとヒトとの糸は、かくも複雑で順序も長さもカタチとして残すものも、色々となり、それは、縦の糸も、横の糸も、人生の中で、色々ある場合もあるという、こと。

フェリー発着場での、手が手をとるシーン‼︎、、、これはこれまで映画やドラマ等で観てきたどんなキスシーンよりも僕は好きだ!
、、、手から手に伝わるモノは、なんだかキスよりも心の中核に響く気がする!(•ᵕᴗᵕ•)