jonajona

糸のjonajonaのレビュー・感想・評価

(2020年製作の映画)
4.0
めちゃんこ良き
平成元年生まれの男女が平成の終わりまでの30年ちょいにわたり互いを思いながら生きていくお話。

平成生まれの僕からすればかなり同時代感を感じられるすばらしい映画でした。
まぁ、たぶん、日本に生きてた人なら平成生まれじゃなくても誰でも共感できる。生きることそれ自体の辛さとそれを超える美しさみたいなのが全体で表現されていて最高でした。

ほんでこのプロットの無駄がない潔さ。時代背景をここぞという所にだけ挟み込む手際の良さ。
榮倉奈々さんが地味にやばかった。
お涙頂戴映画に潔くお涙を差し出すようになったのは歳のせいかしらね。
今までは涙なんぞやる位ならシャツまくり上げて我の臍を内殻深くに押し込んで自爆してやるぞ!近寄るなお前ら!!て感じだったんですがね。もう今じゃチョロチョロ涙でますね。

出会うべき人と出会うべき時に出会える…現実もそうだったらどれほど良いだろうね。今アタクシは1人都会の片隅で冷えたくるぶしをさすっております。23時6分。
jonajona

jonajona