スペインで年間興行収入１位の大ヒットとなった映画。
こういうまっすぐで爽やかな映画がヒットするのはなんだかうれしい。
しかし、こういうの観たことあるな、笑。
「トスカーナの幸せレシピ」にもそっくり。
展開は王道中の王道。
ではあるけど…
社会的な便宜上カテゴライズしなければならないんだろうけど、「知的障害者」ではなく「ロマン」であり「ファンマ」であり「マリン」…なんだよなぁ、とか、教える側も実は教えられてるんだよね、とか、大切で普遍的なことをあらためて認識させられる。
わかりやすくてストレートなので、単純に「いい映画だな」と思える。
救いのない厳しい現実や、人間の醜さや非情さを突きつけるのも映画。
でも、世の中捨てたもんじゃないな、とか、やっぱり人と人との繋がりが大事だな、と思わせてくれるのもまた映画。
陰鬱で難解な社会派作品が多い今日この頃、こういうベタでストレートな作品が、一周まわって新鮮に思える。
こんな後味のよい爽快な映画も、もっと観たい。
