hynonさんの映画レビュー・感想・評価

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東京物語(1953年製作の映画)

4.3

人間あるある。
家族あるある。
人間って、いつの時代も変わらないんだな。

親子の会話、きょうだいの会話、ご近所との交流など、ある家族の日常を通して普遍的な人間と家族の姿が描かれる。

カメラがどうだ
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Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

4.0

地味といえば地味だけど、巧みな心理劇。

同じ会社に勤める婚約中の男女。女性の方が昇進したことで、ふたりの関係に亀裂が入り…。

幸せの絶頂から、あれよあれよという間に転落していく胸糞サスペンス。
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.2

さすがフランス。
美食と皮肉の国。

美食の追求、肉食文化、夫婦の力関係、友達同士のマウント、人種差別、精肉店の経営難、カルト的ヴィーガン、意識高い系ヴィーガン、キリスト教… あれやこれやをスパイスた
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

4.6

まぎれもなく料理が愛であることを教えてくれる。

お金さえあれば、簡単に調理済みの食品が手に入るいまの時代。
なんでもかんでも時短、合理化、効率化。
料理なんて手間ひまのかかることをわざわざせずとも空
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

楽しみにしていた続編。

前作とまた同じパターンの話と思いきや…
今回はまさかの強敵が!!
これは意外で面白い展開だった。

前作とのつながりや、共通点、エスターが凶悪犯としてまだ未熟でヘマが多い点な
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正欲(2023年製作の映画)

4.6

私がなぜこの映画を観て感動したかを説明しても、大多数の人にはうまく伝わらないだろう、と思うともどかしい。
夏月や佐々木の言葉が寺井に通じなかったのと同じように。

多様性の驚くべき広さと深さを描き、特
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

3.7

二転三転のサイコ・サスペンス。
細かいところは突っ込まないで。

予告ほどは… という感じ。
斬新さや過激さを期待すると拍子抜けするかも。

有名俳優が勢揃いで、演技を見るのが楽しい。

登場人物の心
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ハロウィン・キラー!(2023年製作の映画)

3.8

楽しかった!
Amazon × ブラムハウスいいなぁ。

「スイッチ」や「ハッピー・デス・デイ」みたいなサスペンス・ホラー・コメディが好きな人はきっと好き。

話はぶっ飛んでるけど、お約束はきっちり押
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.1

ゴジラは助演、と言ってもいいくらい。
戦争を生き延びた人たちの、国を守ろうとした人たちの、技術力で日本を支えてきた人たちの、物語。

センチメンタルなヒロイズムの上をいく人間讃歌には、共感しかない。

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.7

誰が誰だか、、
人物関係や話がややこしい。
原作が複雑なのか、見せ方のせいなのか、なんだか分かりにくい。

あっと驚くような展開や謎解きはなく、真相解明の面白さはあまりないけれど、ダークでスタイリッシ
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.7

驚いたな。
実際に起きた列車テロをベースにした、クリント・イーストウッド監督作品。
予告編を見ててっきり、緊張感あふれるサスペンス風の映画だと予想していた。たとえば「ホテル・ムンバイ」みたいな…

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第9地区(2009年製作の映画)

3.8

「グランツーリスモ」のニール・ブロムカンプ監督作品、ということで鑑賞。

エイリアンが地球を侵略、というパターンが多い中、この作品では暴挙を振るうのは人間の方。

エイリアンがチープなのが残念。いや、
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

若き日の思い出。
捨てられないモノたち。
差し出した手。
前へ進みたくない気持ち。
亡き妻への想いがひしひしと伝わってきて、何度も涙が出る。

これは喪失の物語ではなく、愛の物語なのだと思う。

見て
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.3

タートルズの始まりの物語。

カメで、ミュータントで、ニンジャで、ティーンエイジャー。
どんな設定よ。
アメリカっぽさ全開の人気シリーズ。
コワかわいかった実写版と比べると、アニメ版は普通にかわいい。
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

3.8

先生と生徒たちの、心温まる交流を描いたドキュメンタリー…
と思ったら、もっと深刻で物騒な内容だった。

なんせ舞台が北アイルランド、映画「ベルファスト」でもおなじみのベルファスト。

カトリック系住民
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

もう人間いやだ、、
絶望感と無力感に打ちひしがれそうになる。
目を背けたくなる。
でも、見なければならない。

福田村だけじゃない、この事件だけじゃない、日本人だけじゃない。
昔もいまも変わらない。
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.8

大人気シリーズ第3弾。
(スピンオフ含む)

さすがジェームズ・ワン。

こういう大真面目に怖い映画は、実は苦手。
でも、面白いので最後まで観てしまった。

この緊張感で2時間超えは疲れるなぁ。
怖が
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ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

3.8

ベンが帰ってきた。
いや、彼は本当に帰ってきたのか?
どこへ帰るのか?
…という話。

まったくの偶然なのだが、先日観たばかりの「DOPESICK」と同じく、麻薬性鎮痛薬オピオイドの依存症がテーマの作
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.2

さ、さすが白石監督…

キレッキレのバキバキのヤクザvs警察映画。

先日観た「死霊館」より怖い。

手加減なしの描写。
待ったなしの展開。
強烈なキャラのぶつかり合い。
二転三転のドラマ。

恐怖、
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.7

夏はやっぱりサメ映画。

ステイサムかっこいいなぁ。
強いけど不死身じゃないっぽいところがいい。人間味がある。
さすが、背面飛び込みのフォームが美しい。
(*元飛び込み選手)

サメがステイサムに甘す
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ユートピアのふりしたディストピア。

繰り返し、同調、規則、秩序、支配、閉塞感、悪夢…
そんな描写が続く。

郊外の高級住宅街、毎日同じ朝の風景、家事とご近所付き合いの日々…

そんなループに疑問を感
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

4.6

きっとこれは氷山の一角なのだろう。

製品瑕疵、データ改ざん、偽装、ずさんな衛生管理や品質管理、不法投棄…
組織の不祥事は後をたたない。
表沙汰になった件だけでも数えきれないほどある。

数々の不祥事
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.0

怒涛の伏線回収と、構成の妙。

前作よりずっと面白い。
今回は登場人物も覚えやすく、人物関係もわかりやすい。

マーダー・ミステリーだけど、ドロドロした陰湿さや重さがなくて気楽に観れる。
おまけに今回
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X エックス(2022年製作の映画)

3.5

なんじゃこりゃあ!

A24が放つ異色ホラー。

何の映画なのかよくわからない。

いわゆるホラー的な恐怖はなかったと思う。

ショッキングなゴアシーンも予想がついて、それやっちゃダメなのに…とか、あ
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さがす(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

家族の失踪、貧困、介護、安楽死、サイコ殺人鬼、自殺誘引、SNSの闇…
盛りだくさんすぎる。

重すぎるテーマを次々と突きつけられ、ショッキングな映像を次々と見せられて、見終わったときにはぐったりしてた
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波紋(2023年製作の映画)

4.4

自己犠牲。献身。
妻は、母親は、こうあるべき。
お客様は神様。
人を憎まず、赦しなさい。
平常心を保ち、心にいつも平安を。

… いやそんなの無理!!
という反動と爆発。

理想と現実。
建前と本音。
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.8

ユー・ネバー・トゥック・マイ・カー。

アイ・アム・グルート。

なんちゅう渋い声。

大人気シリーズ最新作。
あのとき実はこうでした!
この人が実は…!
などなど…
シリーズ恒例、あと出し… いやサ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.7

クリスタって誰だっけ?
とずっと考えてた、、

いろいろと分かりにくい作品だと思う。
その分かりにくさこそがこの映画の魅力。

ありがちな、マイノリティ→虐げられながらも頑張ってる善い人、みたいなステ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

7回ぐらい泣いた…。

ここまでキャラに愛着が湧くシリーズもなかなかない。
シリーズ3作目(+関連作品)ともなれば、みんなの顔を見るだけでうれしくなる。
まさか大好きなさくらちゃんまで出てくるとは…笑
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.9

何が何でも画面上で!

事件発生も、捜索も、伏線も、犯人登場も、謎解きも、すべて端末上でやってみせる!
という製作スタッフの執念に感動する。

もう誰を信じたらいいのかわからない…!
ミスリード、二転
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.5

どうしたシャマラン監督!

いつもみたいに思い切りはずしてくれればよかったのに…
なんか意外と無難にまとめてきた。

もはやジョーダン・ピール作品と見分けがつかなくなってきたシャマラン作品。

最後は
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.3

人間の争いのバカバカしさと不毛さ。

単にふたりの男と男の諍いを描いているのではなく、内戦に絡めて戦争の愚かさと虚しさを描いているのだろう…

というメッセージは容易に汲み取れたし、こういう皮肉な伝え
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

真の意味での「生きるとは」を問う普遍的な作品。
舞台を日本からイギリスに移しても、なんら違和感なく成立する。

アメリカが舞台なら、またひと味違った作品になっただろうけど…
この渋さと慎ましさが好きだ
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43年後のアイ・ラヴ・ユー(2019年製作の映画)

2.0

昔の恋人がアルツハイマーになり、施設に入ったことを知った主人公。
自分もアルツハイマーのフリ(演技)をして同じ施設に入るが、彼女はすっかり彼のことを忘れていた…。

タイトルから予想できるとおり、コミ
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.8

試写会にて。

ゲームの実写化ということもあり、ぜんぜん期待してなかったけど…
予想の10倍ぐらいおもしろかった!

ヒュー・グラントの悪役が新鮮。
悪いヤツなんだけど、愛嬌があってユーモラスで笑顔が
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.5

2023年、第95回米アカデミー賞の撮影・美術・作曲・国際長編映画賞の4部門で受賞。

これからピクニックにでも行くかのように浮かれる若者たちと、実際の戦地の過酷さ。
戦場の地獄絵図と、自然の美しさ。
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