このレビューはネタバレを含みます
楽しみにしていた続編。
前作とまた同じパターンの話と思いきや…
今回はまさかの強敵が!!
これは意外で面白い展開だった。
前作とのつながりや、共通点、エスターが凶悪犯としてまだ未熟でヘマが多い点など、前日譚としての面白さも十分にあった。
残念だったのは、エスター役の女の子がすっかり大人になってしまったこと。
一作目のときと顔がぜんぜん違う。顔立ちからあどけなさが完全に消えてしまった。
後ろ姿などは替え玉の子役を使っているだろうから当然子供に見えるが…
顔が映るシーンは、もうどうやっても30代にしか見えなかった。
エスターが子供を演じて周囲を欺いているときと、本性をあらわしたときのギャップがこの作品のカギ。
前作ですでにネタバレしてしまっているのと、エスター役が大人になりすぎたことで、その肝心のギミックが効果を失ってしまったのは痛い。
けれど、悪賢く凶悪なサイコパス殺人鬼であると同時に悲しさも併せ持ち、感情移入を誘うエスターは、ホラー映画のキャラクターとしてはとても魅力的だと思うので、さらに続編を観たい気もする。