Boss2054

T-34 レジェンド・オブ・ウォーのBoss2054のレビュー・感想・評価

5.0
いやあ、噂通り面白かったです❣️
劇場で観れば良かった❣️

ロシア映画ってハズレもあるから観るのが怖い⁇
でも、コレは、大当たり‼︎
誰が観ても面白いのでは、

ロシア映画の情報が少ないので、
ロシア映画が世界の映画地図の中で、
どの辺に位置するのか分からないけれど、
例えば、
パラサイトがアカデミー賞作品賞獲れば韓国映画の位置が大体分かったりするじゃないですか?
でも、ロシア映画は、それが分からない。
なので、前記した様に観るのが怖い⁉︎
ハズレた時のショックが大きいからね。

で、ロシアと云えばスタニスラフスキー❣️
ロシアの俳優さんの演技にはいつも一目置いて観ている。
どうやらその伝統は引き継がれているらしく、
戦車に搭乗するために俳優さんたちは2ヶ月間、その訓練を受けたそうだ。
コレ、コレ、コレがスタニスラフスキーシステムの伝統ヨ‼︎
その甲斐あって、戦車絡みのシークエンスやシーンに嘘がない‼︎
コノ嘘がないってのが、スタニスラフスキーシステムの伝統ヨ‼︎

キャラクターも行為ト行動だけで、何故そうなのか? みたいな理由を回想シーンで説明するなんて野暮なコトはしない。
しないけど、ロシア俳優の圧倒的な演技力で観客にそれを想像させる❣️
コレが本物の演技ヨ‼︎

基本、ロシア映画の考え方は、本物を再現するだから、戦車も全部本物‼︎
凄え〜❣️
なので、CGパートが少し浮いて見えるンだけど、
戦争映画なのに、全体的にポップな作りなので、あまり気にならない。
てか、ワザとかなあ…。
CGパートはいかにも劇画タッチだよね?

後はホンだな。
実に快適なテンポで展開するので全く気にならないが、
明らかにその論法はハリウッドのそれとは違う。
どう云う論法なのだろう?
知りたい‼︎

主人公を演じている役者さんが、
ユアン・マクレガーさんに似ているので、
もちろん私の主観ですが、
時々、ロシア映画であるコトを忘れる。
上質なハリウッド映画を観ている気になる。
なんてコトを云うとロシアの映画人は怒るのだろうか⁇

さて、一番のお気に入りシーンは、
白鳥の湖をバックに踊るT-34のダンスシーン‼︎
つかさんの熱海殺人事件のオープニングを思い出した‼︎
ト同時に度肝抜かれた‼︎
日本でコノシーンを再現するとしたらどんな曲が掛かるのか考えた⁇
けど、何も思い浮かばなかった…。

ロシアの芸術の奥深さを思い知らされた‼︎

観るべし❣️
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