なんと言っても、主演のジェシー・バックリーの歌に尽きますね。
ちゃんと歌える人、しかもソウル込めて歌える人をキャスティングした勝利です。
ジェシー・バックリーのキャラ付けがまたリアルなんですよね。
マジでアウトローのように見せられる上手さです。
夢を追いかけたいけど生来のアウトロー気質のために子どもばかり作ってしまって足かせになる。
でも子どもは子ども、責任もあるし愛情だってある。
だけど夢のためには子どもばかり優先してはいられない現実がある。その歯痒さの中でローズリンは生きてきました。
夢を追うのか、親としての責任を取るのか、厳しすぎる選択。
これは全ての働く母親にも言えることなんじゃないかな?
ローズリンの母親はあくまでもローズリンに厳しいけど、
彼女の決断が全ていい方向にに導いた気がします。
棚ぼただけじゃ本当に力がつくとは思えないし…。
後味すっきりなのがいいところですね。