ゆず

BanG Dream! FILM LIVEのゆずのレビュー・感想・評価

BanG Dream! FILM LIVE(2019年製作の映画)
3.9
彩ちゃんかわゆす。

バンド活動する少女たちの青春を描いた『バンドリ!』新作劇場版は、ライブシーンだけで構成されたライブ特化ムービー。冒頭に前フリも何もなくいきなりライブ会場から始まり、ライブ後にもエピローグも何もなくエンドロールへと入っていく。
5組のガールズバンドが3曲ずつ披露、そしてプラスα。フルコーラスは1曲ずつで、他2曲はワンコーラス程度。最初は「短い」と感じたのだが、結局はそれがテンポの良さとなり、72分に個性的な各バンドの魅力が凝縮されていた。
特に物語が展開するわけではないので、バンドリ入門編として見るのも全然アリだと思う。(友達に誘われてフェスに行くようなものだと思えば)

『HELLO WORLD』とハシゴして観たのだけど、同じくセルルック3Dで描かれているのに、バンドリにはほぼ満足。その理由は、一挙手一投足すべてが観客を魅了するために描かれている上に、2分から5分の演奏に注力して制作されているからだろう。(TVアニメ2期を見ていたから、クオリティのレベルを知っていたせいもあるかもしれない)
逆に不満な点は、2期で見たポーズとそっくり同じものを、背景だけ変えて使い回している演奏がいくつかあったこと。まあ現実のアイドルも毎回同じ振り付けをするのが当たり前なので、気にする方がおかしいかもしれないが…。
ただやっぱり、ライブハウスで吊るされてた「こころ」が野外ステージでも吊るされてるのは、「どうやって?」と疑問ではあった。いや、その意味不明さがハロハピの魅力でもあるのだ!うんうん!
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