このレビューはネタバレを含みます
うーーん。
ストーリー自体はシンプルで、犬王と友魚が出会い、人生がクロスしていく物語。
歌と舞のシーンが短ければ、もっとコンパクトな作品で済んだだろう。とにかく歌唱シーンが長い。声優さんが上手いのはわかるけど、私はなんだか単調な歌（？）に乗り切れなかった。
また、そのシーンの映像が素晴らしいかというと特別そうでもなく…。
湯浅政明監督の新作となると、どうしても「見たことのないアニメーションを見せてくれるのでは」と期待値が高くなってしまうのだけど、予算の都合なのか何なのか、全体的にそれを超えてくる映像は見られなかった。
なぜこの題材を選んで、どういう作品にしたかったのか、見終わった後に疑問が残った。
個人的には主人公二人のエピソードがもっと見たかった。
印象に残ったシーンを挙げるなら、終盤に一瞬静かになり、桜の中で犬王が舞うシーンが美しかったです。
