このレビューはネタバレを含みます
文句なしの傑作でした！
まず、テニスの描写が最高！
部活でテニスやバドをやってたので、緊張感、心理的要素、他にもいろんなことがひしひしと伝わってきて、
あの時経験した感情や現象が、映画からここまで伝わってくるなんて…!!!、って感動しました
ストーリー的には、リチャードウィリアムズが、あのビーナスとあのセリーナが生まれる前から計画していたなんて、事前情報として聞いた時は衝撃で、もはや少し信じられないくらいでした
ですが、その事実を今作では良い面としてだけで捉えるのではなく、頑固で自分のプラン通りに進めようと強制したりと、いろいろな面で悪い面も強く描かれていて
セリーナとビーナスを最高のテニスプレーヤーにしたい理由に共感して、主人公家族の住む現状を痛感する一方で、批判的な描かれ方によって肯定ばかりではなく、結果としてはうまくいったかもしれないけれどそれは果たして正しいことだったのかという考えも浮かびます
このストーリーがノンフィクションだからこそ、この肯定的であり肯定的でない描かれ方はとても良かったと思えました
あとは、絵になるシーンが多かったり、主人公の妻オラシーンやリックメイシーなどなと、魅力的な人物も多数いたし、
良かった点はたくさんありました
映画館で観て、エンドロールが終わって、涙の影響で目に違和感を感じつつ映画館のロビーでスマホをつけると、ロシアのウクライナ侵攻が始まったというニュースが飛び込んできて、衝撃で今作の余韻が吹き飛んでしまったのは最悪でした
良かった点、もっともっとあった気がするんですが、けっこう忘れてしまいました。
なのでまた映画館で観たいです
あの体験をまたしたいです
悪かった点は思いつきません
ほんとに良かった…
