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ウエスト・サイド・ストーリーのsweepのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

・1961年の、初めて映画化された『ウエストサイド物語』を観てすごく衝撃を受けたことと、
・今回の作品の予告だけだと、展開も曲も同じで、細かいことは置いておいて大きな違いといえば画面の色合いくらいしかなくない?とも思ったこと、
これによって、今回の『ウエストサイドストーリー』を映画館で初めて観た時は1961年版との違いにどうしても着目してしまいました

特に印象的だった大きな違いは、『America』のシーン、体育館でのシーン、『cool』のシーンです!

Americaは、1961年版では屋上でしたけど今回は屋外で、ラテン系の人が集まっただけで警察に注意されるところやデモのシーンもさらっと入り、
そして何より圧倒的な躍動感があって最高でした!

体育館でのシーンは、1961年版では
「ダンスで対立を描く」というのが衝撃で好きでしたが、今回はダンス中の物理的なぶつかり合いなど、少し暴力的にも感じる部分があったのが少し残念でした
でもやっぱり、色や人がたくさんあるのにごちゃごちゃにならずに綺麗に乱れているの、観ていて楽しすぎました

『Cool』のシーンは、1961年版から思いっきり変わって、今回は銃をめぐるシーンに変わっていました
同じ曲でここまで変わるんだ!って衝撃でしたし、このシーンは現在大きな問題となっている銃について描いていて、そのことを考えると意義のある改変だったのかなと思います
でも観た感じとしては少し盛り上がりに欠けてるように感じちゃいましたけど…

他にもいろんな部分で、女性の男性に頼らない強さ、LGBTQ+などなど
挙げるときりがないくらい様々な要素が反映されていました

そして、アリアナデボースの圧倒的存在感!
アリアナデボースが出演しているシーンではすべてアリアナデボースが一番輝いていました!
ジェッツやシャークのメンバーも印象強かったです

改めて考えてみればすごい!、改めて観ればすごい!ってなる部分がたくさんあると思うので、いろんな意見聞いてまた観返したいです

とにかくとにかく、すごい作品でした!
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