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パワー・オブ・ザ・ドッグのsweepのネタバレレビュー・内容・結末

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー賞2022授賞式直前ということで、ハッシュタグつけてアカデミー賞2022作品のレビューをしていきます。



1度Netflixで観てレビュー書いて、原作読んで、配信されてるメイキング作品観て、そして映画館で2度目として観てきました!

原作読んでないと自分は気づけなかっただろうなと思うことがいくつかあったので、小説と比べて映画ではしっかりと描けていないことはたくさんあるんだろうなと思います
(まあ、これは当たり前っちゃ当たり前だと思うんですけど笑)

でも、風景だったり、砂ぼこりだったり、映像の写し方だったり、音楽だったり、……
そういう映画だからこその要素から伝わってくるものがあったし、小説読んだあとだとそれがより強く印象的でした

ということで、前回のレビューでも書いた通り(今回のレビューの下に貼ってます。)、小説未読状態での1回目の鑑賞時に出てきた疑問

「話の張り巡らし方、伏線を静かに張り巡らしてること、これがすごいと思って
でもこれって、映画の脚本がすごいというより原作小説がすごいということになるんじゃない?」

という疑問への今の自分なりの回答は、


この、すごい話の張り巡らし方は小説から来てるけど、映画で伏線にするにはある程度目立つように描かないといけないと思うんです

それを実感した例が、小説ではバーバンク兄弟の本棚の対比によって2人の違いが伝わってきましたが、映画では2人の本棚を並べて比べられるように置いてあるけど、そこまで目立っていないので映画を1度観ただけでは本棚から伝わってくることはほとんどないのかなって思います

つまり伏線にするにはある程度印象づけないといけないけど、それをする方法は小説と映画ではぜんぜん違うんじゃないかなって思ったので、
小説での伏線の静かな張り巡らしをそのまま映画でも描けていることは、小説のすごさだけでなく、紛れもなくこの映画のすごさでもあると思います

あとやっぱり音楽いいですね!


アカデミー賞2022ほんとに楽しみです!
Netflix初の作品賞なるか…!
そして最多授賞もかかってます
予想ではパワーオブザドッグが一番目玉になりそうなので、今作から目が離せません!!






~~前回のレビュー~~


話の張り巡らし方がすごすぎることに、終盤になって気づかされました
でもそれって脚本のすごさというよりも原作小説がすごいってことになるんじゃない?って思ったんですが、本作は全米脚本家組合賞はノミネートされていないものの、米国アカデミー賞や英国アカデミー賞では脚色賞にノミネートされているので、原作小説からどう映像化されているのか、小説を読むのが楽しみです!

好きだったのは雰囲気
俳優の演技とか映像によって、画面から伝わってくる作風が好きでした
ジョニーグリーンウッドの音楽の影響も強いのかなって思っていて、アカデミー賞ではハンスジマーによる大好きなDUNEのサントラとけっこう一騎討ちみたいな感じなのでパワーオブザドッグのサントラにはアウェー感をちょっと感じますが…笑

予想としてはパワーオブザドッグが今回のアカデミー賞をかなりさらっていくと思っているので、とても注目作です
Netflix作品が作品賞とったらめちゃめちゃ嬉しいですし、歴史が動きます

この作品は理解できていないところがすごくありそうなので、鑑賞から2か月くらい経ちましたし、一旦もう一度は観たいなと思っています
Netflixでメイキングも配信されてます
ミニシアターで本作を上映してくれるみたいなので映画館で観ようか迷い中
とりあえずまずは小説読んで、メイキング観て、そしてもう一度作品を観てレビューし直します。
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