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モキシー ~私たちのムーブメント~のsweepのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

10代最後に観た映画になりました…


それっておかしくない?
なんでそこに差が生じるん?
っていうような、性差別に関する学生の日常の視点からの疑問や問題提議がめちゃめちゃ詰め込まれていて、
こういう映画が観てみたかった!!ってなりました。

性差別って言いましたけど、性別による差別、格差、侮蔑のようないろんな
(そもそも言葉によって分けられるような簡単なものではないとは思いますけど)
性別による差が描かれていたし、
人種による差などもいくつか描写があって、ほんとにいろんな疑問や問題提議があったと思います。

そういった問題提議とかを詰め込むことで、映画としておもしろいかって言われるとちょっと違う気はしますけれど
でもいろんな共感や気づきがあったので自分は好きです
なんかもうちょっと感情に訴えられるように描けそうなシーンなのに…って思ってしまうシーンも個人的にはありましたけれど、映画としてのおもしろさよりも、万人が観やすい映画において社会に必要なことがたくさん描かれていたので、自分はすごく良かったって思えました


あと個人的に挙げたい良かったところは、男子が完全にダメな存在として描かれるんじゃなくて、性差別対抗へのムーブメントに協力する男子だったり、女子だけがフェミニズム的なことを体現してたんじゃなくて、男子にも言動に気をつけている人がいたりしたこと、自分はそこがめっちゃ好きです、

学生が声を挙げて周りを巻き込んでいくところとか、見習いたいしすごく勇気づけられたし、
めっちゃ個人的には学生が雑誌(みたいなの)を作るってのが憧れすぎて、見所だらけの作品でした。

観やすい万人向け映画に、こういう社会の問題提議を主軸にした作品がもっと増えればいいなって思います
そして自分たちはそこからしっかり学んでいかなければって思います
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