YasuhitoArai

生きるのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
3.8
黒澤明監督作品。
自身が胃癌で余命幾ばくもないことを知ったある役所の市民課長が、残りの人生を活きる話。

生きるとは何かというテーマと官僚主義を批判した作品。

主役の志村喬が、「七人の侍」とかの役とは違って、声色を変え、ぼそぼそしゃべって口下手で、猫背で内気な人物を演じている。
相変わらず中村信郎が嫌みな役で出てて、金子信夫はとても若い。
加東大介がヤクザの役をやっているのに笑った。

ところどころコメディで笑えて、そしてほろ苦い。
YasuhitoArai

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