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ソウルフル・ワールドのhasomoのレビュー・感想・評価

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
4.0

『ソウルフル・ワールド』鑑賞
ずっと観たかった『ソウルフル・ワールド』をようやく鑑賞。大人向けの作品で、人生について考えさせられる内容の作品。

『ソウルフル・ワールド』を鑑賞して感じたことは次の3つ。

1.人生に悩める者に贈る物語
2.生きるとは何か
3.何者かになる必要はない


1.人生に悩める者に贈る物語
ニューヨークでジャズ・ピアニストを夢見るジョーが、"ソウル・22番"と出会いをきっかけに"生きること"について、気づきを得ていく姿が描かれており、人生に悩める者に生きるためのヒントを与えているように感じた。

主人公のジョーは、ジャズピアニストになることが運命...と決めつけ、ソウル22番は得意なことを見つけないと生きる意味がないと語るシーンがある。

ジョーやソウル22番が持つ考えは、キャリアをスタートさせた人やキャリアに迷ったベテラン、若者が持ちそうな悩みであり、誰もが一度は抱えそうな悩みでストーリーが展開していく。

そのため、ジョーとソウル22が得た答えは、人生に迷った時に参考になり、生きる上でのヒントを与えているように感じた。


2.生きるとは何か
人生のヒントを与えてくれているが、大きく分けて、2つのポイントがあると思う。

1つ目は、生きるとは何か...ということ。

人生を生きる上で目的が必要と考えることが多くある。しかし、本作では生きる上で目的を持つことは重要でないと伝えているように感じた。

ジャズピアニストになる‼︎...といった目的を達成さることが幸せのように感じるけど、実際には目的を達成する以外にも日常の至る所に幸せは存在することを伝えるような描写がたくさん映し出されていた。

そのようなシーンを観て、何気ない日常の幸せにどのくらい気づけるかと言ったことが、目的を達成する以上に人生においては大切なんだろうなと思った。


3.何者かになる必要はない
2つ目のポイントは、何者かになる必要はないということ。

ジョーの友人であるポールはゆめである獣医になることができず、理容師として働くが、今の仕事に満足している。

そんなジョーの姿を見て、人生の目的を達成して、何者かになることが悪いことではないけど、何者かになることに執着する必要はなく、日常の幸せに注目する方が大切なんだろうな...と感じた。


生きる上でのヒントを与えてくれるような作品だった。大人向けの作品であるが、人生に悩める若者やキャリアをスタートさせる人に刺さる内容なので、当てはまる人にはオススメの作品です。

気になった方は、ぜひ鑑賞を‼︎
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