退役軍人の新人女性警官が、ある日たまたまいつもと違う先輩警官とペアを組む事になる。通報があった現場で、彼女は先輩や他の警官による殺害現場を目撃してしまう。
アメリカでは警察官による暴力や不祥事を題材にした映画が数多く存在するが、本作は社会派的なメッセージは控えめで、腐敗警官が芋づるのように蔓延っている中で、女性である主人公が立ち向かっていく様子をスリリングに描く事に重点を置いている。
え、コイツも、アイツも、みんなクロなのか! ちょっと現実ではあり得なさそうだけど、日本では正義の味方として扱われる事が多い警察を、批判的な目線で描くのは韓国映画とも共通していて、市民文化としては、ある意味、健全なのだろうと思う。
スパッと切れ味の良い100分。あっという間にエンディングだった。