健一

ブラック アンド ブルーの健一のレビュー・感想・評価

ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)
3.4
コロナ禍でなかったら100%劇場公開されずビデオスルーされていた感じがプンプンする作品。

自粛が明けたが新作が少ない為 間がもたないイオンシネマグループが自ら配給した本作。
まぁ いい買い物したのでは。

軍人から警官になり生まれ故郷に勤務することになったアリシア。
'05年のハリケーンの災害から今だに復旧していなく、寂(さび)れた故郷の姿を彼女はパトカー🚓の窓越しに嘆く。
ダブルシフトの夜勤中 アリシアは警官の不正事件を目撃し、装着していたカメラに録画する。
その時から警官、ギャングと両方から命を狙われる事態に。

警察内部の不正、腐敗。それに立ち向かう正義感の強い女性警官。
そこばかりに焦点を当て過ぎてしまったので、B級アクションレベルの作品になってしまったのが残念。

もっと アリシアの過去、故郷に戻ったワケ、昔の友との再会、母の死など、彼女のキャラを深く描いていればもっと面白くなったのに。

どのキャラにも言える事だが 人間を全く描いてない!
それは悪徳警官、ギャング達にも言える事で ただの人間味のない悪者なので 殺されようが 死のうが何の感情も湧かない。

作品の題材的には良いのに非常にもったいない。

今年はコロナの影響で日米共に超大作と呼ばれる作品が一本も無い異例な夏。
永年映画を観て来てこんな盛り上がらない夏の映画商戦も初めてだ!

本作はその穴埋めに少しはなると思ったが・・・
まぁ 少しだけ埋めてもらった。



2020年8月7日
イオンシネマ板橋screen 11
💺92席
客入り 私を含め11人。

シネコンのロビーに久しぶりに嬉しそうにハシャぐ子供達の姿を見た。
そうか!今日から ドラえもんが公開だ!

映画館に嬉しい光景が少しだけ戻ってきたのかな。
「ポケモン最新作」も年末に公開が決まったようです。😃
健一

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