ゆう

ベル・エポックでもう一度のゆうのレビュー・感想・評価

ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)
3.6

戻りたい過去はありますか?

職を失い、妻にも見放されたヴィクトル。
そんな彼に息子からタイムトラベルサービスをプレゼントされる。

よくあるタイムトラベルものとは違い、本当に過去に戻れる訳でわなく、戻りたい過去をセットと役者を使い再現するビジネスだ。
有りそうでなかった設定が面白い。映画だからこそ活きる設定に心躍る。

フランス映画という事で、お洒落の一言に尽きる。70年代の建物やファッションが素敵。雰囲気はミッドナイトインパリを思い起こさせる。

主人公が選んだのは妻との出会いの場面。

歳をとれば過去が恋しくなるかな。
今のところ過去に戻りたいとは思わないけど。過去に戻りたいと思えるほどの素敵な人生を送りたいものです。

主人公がサービスを通してどんどん生き生きとしていって、人生を楽しんでいるのが見ていて気持ちよかった。イラストも好み。それを再現してしまう彼らも凄い。
だけど、主要人物達の行動はあまり理解出来なかった。
主人公は過去に固執しすぎた。
過去に囚われてばかりじゃいけない。過去があるから今がある。
今、目の前にいる人達を大切に未来へ突き進みたい。
ゆう

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