おさかなはフィッシュ

狼煙が呼ぶのおさかなはフィッシュのレビュー・感想・評価

狼煙が呼ぶ(2019年製作の映画)
3.5
何年か前、漫画家の先生が車内にナイフを所持していただかで、銃刀法違反で逮捕されたことがあったような。確かに納得はいかない。
けれども法は願いで、その集積。(会社で事業場外労働に関するみなし労働時間制のリーフレットを読んでいたときだったかしら、そのように感じた。) 一つの銃が時代ごとの持ち主の手に渡り、さまざまな歴史を辿ってきたのと同じように。
だから、そんな間で上手くやっていきたいと思った。想像は自由だから、私はきっとひそやかに、でもあっと驚くやり方で、世の中に答えを返していきたい。



最後が狼で終わるのが、シンボリックでよかった。
短い映画だったので、すっきりとまとまった。

あまり関係ないけれど、狼信仰ってロマンあっていいよね。



釈放から約3か月で製作したというのがすごい。
その反射神経とクリエイティビティをとても尊敬。

学生時代に後輩の短編映画制作を、編集などでお手伝いしたのを思い出した。
講義棟の廊下で音声録ろうとして、全然上手く録れなかったり。
思い立ったが吉日、プロじゃないし下手でも大丈夫なので、「作りたい」という瞬間の気持ちを大事にしていこうと思った。



メンバーズクラブ更新のタイミングだったので、そのとき上映していたものを何気なく観てみたけれど、なんかいい出会いだったな。
豊田監督の映画、いままで観たことがなかったけれど、どれも面白そうだった。観てみよう〜。

近頃お気に入りのMoonchildのアルバムを聴きながら、缶ビール片手に夢見心地で帰る。
これはいい木曜日。
シネマ・ジャック&ベティにて鑑賞。