オーウェン

ドア・イン・ザ・フロアのオーウェンのレビュー・感想・評価

ドア・イン・ザ・フロア(2004年製作の映画)
3.2
娘と1日ごとに夫と妻が交互に暮らす一家。
なぜこういう生活になった過去と、夫が作家業のため雇った若い青年との共同生活が始まる。

いわゆる秘密というやつで最後まで引っ張るのだが、この秘密というやつは別にひた隠しするような謎でもない。
むしろ穏やかな生活様式を描くことで、過去を乗り越えようともがく夫婦の方に焦点が当てられる。

ジェフ・ブリッジスのキャラは奥行きもあるのだが、キム・ベイシンガーの方は終始憂鬱そうな表情。
その割に画面が暗くないのは少女に救われている部分が大きい。

タイトルの意味するところは最後に現れるのだが、人間誰しも現実逃避したいことはあるものだ。
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