夜

少年の君の夜のレビュー・感想・評価

少年の君(2019年製作の映画)
2.8
正直なぜこの映画がこんなに評価されているのか全く分からない。貧困と学歴社会、いじめや社会の閉塞感、それを乗り越えるボーイミーツガール映画なんて何年も前から有象無象にあるよ。
それにしてもチェン・ニェンがあんな生活環境の中、人助けをする優しい心もあって勉強も超優秀って無敵過ぎる。軒並み女性からは嫌われ、男性からは守られ続けるので存在するだけで周りを不幸にするファム・ファタールにしか見えなくてもはや不気味。
流行りのアイドルを起用したキャスティング、ぬるい暴力描写に分かりやすい悪役キャラなんかは幅広い層に観てもらうためなんだろうけど、社会派映画というよりただのメロドラマにしか見えなくなってる。何となく場面の繋ぎも具合が悪く、ワンシーンで1つの出来事って決まりでもあるみたいにぶつ切りな印象。冒頭シーンのワクワク感はあったんだけどなぁ。
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