さいとう

少年の君のさいとうのレビュー・感想・評価

少年の君(2019年製作の映画)
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„君が世界を守るなら、俺は君を守る“

何度も絶望を飲み込んで、強くならざるを得ない、少なくともここから抜け出せる将来を渇望せざるを得ない。
そんな状況の少女に対して、「もっと大人を頼りなさい」と一方的に言うのはあまりにも酷だ。

助けを請いたくても、請えない状況。
諦めなきゃいけない状況。
自分から言い出せなければ、それは「自己責任」になるのだろうか?

2人の関係を「犠牲」や「若さ」という言葉でまとめてしまうのは、絶対に違うと信じたい。

いじめ抑止の教育映画みたいなメッセージを冒頭と最後に入れなきゃいけないのも中国の現在って感じで、ある意味皮肉っぽい。

とにかく、主人公の女の子役の子が良すぎ。