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人生をしまう時間(とき)のsukekoooのレビュー・感想・評価

人生をしまう時間(とき)(2019年製作の映画)
3.5
患者のその日の体調、気分に寄り添っていないように見えて、実はかなり敏感に観察している医師の姿勢は、何度見ても感動してしまうプロの業である。小堀ドクターは特段そう見えて、落ち込んでいる人を「元気出さないといけないよ」と喝を入れつつも強烈に心配していたりするところから人柄がよく見える。
死に行く時、もしくは終えた時、患者にはもちろんだが、家族にも一言添えてあげるだけで顔色がガラッと変わる画が撮れたところで、このドキュメンタリーの意味は強くなる。
現場ではないが、在宅医療の職場で勤務しているため、初診時、対応ルールを決める時なども見てみたいと思った。堀ノ内病院に負けないよう、日々スタッフの意識を高める必要があるなと焦りを感じている。
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