中国版『SHOAH』的な8時間越えの渾身のドキュメンタリー映画。
50年代後半から始まった中国共産党による徹底的な右派弾圧によって収容所送りにされた55万人もの人々のうち、生存率僅か10%と言われる過酷な環境で生き延びた生存者の生の声を収めた3部構成のドキュメンタリー作となっております。
やはり国政において極端な政治はやがて国民を不幸に巻き込んでしまう可能性を大いに秘めています。
左派の声を丁寧に聞ける右派政党、もしくはその逆の左派政党が与党であり、且つ野党との議員比率が若干野党側の方が上回るくらいの状況が、比較的国として安定していると言えるのかなと思います。
この人達の声を聞いていると、今の時代の生活に不満を漏らすのは欲深く贅沢過ぎることのように思えます。