レオ

ザ・ハントのレオのレビュー・感想・評価

ザ・ハント(2020年製作の映画)
3.7
目が覚めると森の中にいた年齢も性別もバラバラの男女。広場の中央にある箱からは豚と色々な武器が出てくる。その武器を手にした途端、銃撃やトラップで彼らは次々と狩られていく。彼らは生き残れるのか、ハンターの正体とは?というバイオレンスアクション。

ブラムハウス制作ということでホラーっぽさを期待したが、序盤にグロ表現が多いくらいで、全体的には真っ当なアクション映画。主人公が凄くかっこいいので、そこを純粋に楽しめば良い感じ。

ある程度のグロ耐性が有れば誰でも楽しめるアクション映画に仕上がってるけど、知識や教養が必要な小ネタや政治的な主張も含まれてるので、真面目に全容を把握しようとすると、ちょくちょくググる必要があるという不思議な内容。

クライシスアクターなんて陰謀論があるんだな〜

常に自分が正しいと思っている「傲慢」な富裕層vs陰謀論など、信じたいことを深く考えずに信じてしまう「愚か」な労働者という対立がシニカルに描かれて、二つの勢力は相反するようでいて、結局は同じ穴のムジナなのだと感じさせられた。

かなり思ったのと違う作品だけど楽しかった!

■共通項目
脚本:☆☆☆☆
映像:☆☆☆☆
音楽:☆☆☆
役者:☆☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆
オリジナリティ:☆☆☆☆
個人的好き度:☆☆☆☆

■ジャンル項目(バイオレンス、アクション)
カッコいい度:☆☆☆☆
社会批判度:☆☆☆
グロ度:☆☆☆
(恐怖度:5)
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