カンフーアクション、異能アクション、あげくの果てには龍まで登場させるという欲張りっぷり。
ところどころ強引とも思えるストーリー展開は、アクションの勢いで相殺。
とにかく、悪役のトニー・レオンが渋くてかっこいい。
悪役ながら寂寥とした雰囲気もまた、彼にしか出せないものかと。年季の入った妙というか。
私的な感想としては、主役勢の存在感がトニー・レオンに食われていたかんじもする。
巷でよく言われる、主人公が地味ではないか？という話題。
最近のディズニーやハリウッドは、容姿至上主義からの脱却を図っているように思われ、その一環か？と思わないでもない。
もっとも「アメリカ人の考える典型的アジア人」というステレオタイプの文脈で、逆に中華圏の人間から批判されてもいたようだけど。言い出したらキリがない。
まあ地味かどうかなんてのも、主観でしかないんですけどね。
