九月

ソー:ラブ&サンダーの九月のレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.9
タイカ・ワイティティ大好き、彼が手掛けた『マイティ・ソー バトルロイヤル』もとっても面白くて、今回も期待値高めで観に行った。ソーシリーズはいつも家族のごたごたが色濃く描かれ、(家族以外の)ヴィランはあまり印象に残らない気がしていたけれど、今回はクリスチャン・ベイルということもあり、間違いないだろう、と。そして実際に一番良かったのはクリスチャン・ベイルのゴアだったかもしれない。

冒頭のシーンでいきなり映し出される神の残酷さから一変、ソーとアスガルドってそういえばどうなったっけ?ガーディアンズの一行が出てくるとやっぱり気持ち盛り上がるなぁ、などと考えていたら、意識が行ったり来たりしてなかなかストーリーに没頭できなかったというのが正直なところ。

マイティ・ソーシリーズの三作目は大好きだけど一、二作目はハマらず、
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの二作目は好きだけど一作目はなんとなく入り込めず…
だったのだけれど、両方ともの後者の要素を感じ取ってしまった。

ともあれ、ソーとジェーンの関係の描き方や、ゴアと娘の救われ方に安心した。
音楽や色の使い方が明るくて、ひたすら楽しい気持ちになれたのも良かった。ニューアスガルドの町の描写がとても好きだったなぁ。
そしてタイトルの意味を知って、感動。
ソーは大切な人たちを失い続けているというのにあの明るさ、今後も応援したい。
九月

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