このレビューはネタバレを含みます
主役不在のヒーロー映画。喪失感と共に劇場を出ました。
相変わらずアフリカのファッションは原色で鮮やかだったりお葬式の時の白い衣装も美しかった。
音楽も相変わらず良い。
オコエ・ラモンダ・エムバクは安定のかっこよさ。
ブラックパンサーには一貫して『復讐をしたい気持ちを抑えて平和を望む』というテーマがあるようだ。
このテーマを貫く姿勢は多くの人に勇気を与えるんだろうな。
ネイモア、カッコよかった。この人は敵に回したくない。
危険思想はあれど、これもシュリ達と学んでいけるといい。
それにしてもシュリはあまりにも多くの物を奪われてしまって…
正直まだ王と呼ぶにはまだ早すぎるけど…第一歩ってとこ。
シュリの兄を揶揄っていた時の、口を大きく開けて笑う顔がもう一度見たい。
てゆーーーか!!ヴァルとロスの関係が1番驚いたよ。シュリがブラックパンサーってのはわかるけど、そこはまさか…
しかも長官に出世してるし。
追記・ネイモアの過去回想、ラテンアメリカの迫害の歴史でした。
土地や文明を奪われて鎖に繋がれた悲しい歴史を持つ人たちの怒りが描かれていました。
授業や本の一文でしか知らなかったことでしたが、こんなにも重たかったんですね…
海底王国は美しかったな…
そして,思い返せばシュリがハーブを飲んでからあった人物がラモンダではなかったこと,キルモンガーとの会話にすごく意味があるんだなと思いました。