Mariko

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのMarikoのレビュー・感想・評価

-
かなり悩んだけど、やっぱりスコアつけられないのでスコアなしで。


   |
   | 

(以下、若干ネタバレあり)

   |
   |
   |
   | 
   |
   |
   |
   |
   |
   |


開始早々「あの」タイトルロールであまりに泣き過ぎて、その後も何度となく久々のIMAX3Dメガネが曇ってどうしようかと思うくらい泣いた私が言うのもナンだけど、中身は薄かったなあ(汗)。

1作目をも凌駕する圧倒的な画力(えぢから)と美術・衣装の充実っぷりで、目眩くような160分を過ごしたわけだけれど、最後の最後にダメ押しで出てきたプリンス・ティ・チャラにまた散々泣いて、しばし後に冷静になった時の感想がコレ。
いや、、ティ・チャラ亡き後のワカンダをどうするのか、という世界的大問題をワカンダ国民と分かち合って、シュリちゃんがブラックパンサーとなるまでの経緯を一緒に体験するという本作の最大の目的は果たされたわけだけれど、その内容がよく考えると本当にただ「それだけ」。いろいろ盛り込み過ぎて何も語れなかったという言い方もできる、かな。
いやまあそれで十分ともいえるし、何より今作の意義は「追悼ティ・チャラ、追悼チャドウィック・ボーズマン」であり、特に序盤ではその二人の存在が完全に重なったものとして迫ってきたので、その意味では5億点案件なんだけど。
まとめちゃうと、圧倒的な画力と追悼、Tha’s all. それで良いのかライアン・クーグラー(いや本心は、チャド亡き後にここまで立派な作品を作ってくれてありがとう!なんだけどね...。)

あと個人的にはエヴェレット・ロスに今回ももっと巻き込まれて欲しかったな〜。1作目では想定外の大活躍だったからね。そしてヴァルが元妻って!!!!!


(追記)
今朝のミサイル(ポーランド着弾?)の件で思い出したのだけど、国家対国家の闘いを心穏やかに観られなかった、っていうのも気になったポイントのひとつ。もちろん両国とも実在の国ではないけれど、作中では対米や対仏関係も描かれているわけで、架空の国だからこそ色々思い巡らせてしまうと言う面もあり、昨今の世界情勢を思うと映画くらい平和に観させてよ、っていう気持ちにもなった。
Mariko

Mariko