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地獄:二つの生のizuのレビュー・感想・評価

地獄:二つの生(2006年製作の映画)
3.3
ヨン・サンホ監督作。

「天使」が目の前に現れ、死を宣告された人間の顛末を描いた、韓国のアニメーション映画。

以前はJaihoにしかなかった(はず)ものの、アマプリにて見放題が来ていたので鑑賞。

PART1
平凡な会社員の男の前の突如として「天使」が現れ、「お前は地獄に行く。地獄では、現世で味わった最高の痛みの10倍の苦痛を味わう。」とかいうめちゃくちゃ怖い事を急に言われてぴえん。流石に怖すぎるので逃げる事を決断した男は、逃げた先で同じく地獄行きを宣告された上司と出会うのだが・・・。

結局の所人はいつか死ぬのに、眼前の恐怖に怯えてしまい最悪の選択肢を取り続けてしまう。
凄い嫌な話だった。

あとアニメーションが時代を感じるし、普通に怖い。
ちょいグロあり。

PART2
美術学校の講師の女性の前に「天使」が現れ、「お前は5日後に死に、天国へ行く。」と宣告される。母も目前となった死には悲しく思うが、行き先は天国であることが不幸中の幸いだと元気づけてくれる。しかし、死が近づくにつれ、主人公は「生きていたい...」という気持ちが強くなり・・・。

これまた考えうる限り最悪のラスト。

短いし語れそうな所は全てネタバレになってしまうと思うので特に何にも触れませんが、どちらもいや~な余韻を残すいや~な作品でした。(良い意味で)

気になる方は観てみても損は無いと思います。

視聴 2024年12月8日
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