あさと

1917 命をかけた伝令のあさとのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
5.0
伝令を任され敵の潜む戦地へと立ち向かう兵士の姿を描いた戦争映画。Amazonプライムの配信があと5日で終わるからという理由で見たんだけど、とても素晴らしい映画だった。

この映画で話題となってたのはワンカット風な演出であるが、自分としてはワンカットなだけなら映画の面白さと相関しないと思ってる。この映画はワンカットであり、戦地を駆け抜ける主人公への臨場感を上手に描き出しているから面白いのだと思う。

いつどこで敵が現れ危険と直面するかわからないという怖さ、もっというと心臓への悪さが続くのだが、それが目を釘付けにして離さなかった。また主人公も無闇やたらに人を殺さなかったり女性や赤ちゃんに優しくしたりといった好意を持てる人物像だった。

舞台となったイギリスの自然も綺麗だったし、音楽もとてもよかった。人によっては音楽がうるさいと感じる人もいるかもしれないけど自分としてはとても効果的で素敵な音楽の使い方だったな。見て気力体力精神力が削られたけど、その分見た価値のあるといえる映画だった。

最後に余談だけど、俺は深夜にこれを見始めて中盤くらいのときに息子が目が覚めて泣きながら起きてしまい、見るのを一旦中断して今日の昼にまた見始めた。つまり見た俺もワンカットで見たのである。そしてそれ以外にもちょこちょこ休憩してるからワンカット風演出ならぬワンカット風鑑賞であった。
あさと

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