ワンカット(風)に撮られた戦場の緊迫感、細かいポイントにもこだわりを見せており1917年にタイムスリップしたかのよう
技術的には相当高いレベルにあり、ハマった人は年間ベスト級と熱く語るのも納得
ただし、個人的には…ぶっちゃけ退屈な映画に感じでしまった(すんません)
ワンカット、長回しというのは手法であって目的ではない
確かに臨場感やリアリティ重視ではあるが、その犠牲になったのが虚構…つまり物語だ
現実では2時間に収まらない話を圧縮しているなどの嘘のつき方はいいものの、そこに快楽性がない
ただ歩くシーンを長く見せられても飽きる部分があった
ちょっとだけ追記すると物語は薄いわけじゃない
ほんの少しの役者の動き、背景、状況からも読み取ることはできる
ただその情報を読み取るほどのめり込めるのか? という問題もある
いかんせん、自分にはのめり込めない映画だった