たった一日足らずのお話なのに
初めは消極的な青年だった主人公が、
戦地を走り抜く過程で 色んなものを背負い、
見事成し遂げて行く中で
彼の本来の優しさ、友人との絆や
責任感が垣間見られる
成長の物語だったと思う
途中 ある人物達との接触シーンがあり、
彼の思いがけない大きな包容力に
グッとくるのだけど
ラストで それまで明かされる事のなかった
彼のこれまで人生に繋がった時の
あの胸アツ感
人間が醜く争う荒れた戦地でも
時折挟まれる自然描写や、可憐に咲く小花 、
美しい歌声に
はっとさせられる力強さを感じました