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がんばれ!チョルスのcrnのレビュー・感想・評価

がんばれ!チョルス(2019年製作の映画)
2.5
悲劇的な実話をコメディとして多くの人に届けようという発想はありだし、挑戦的な作品だと思う。例えば日本ではこんな作品は作られにくいだろうし、韓国ならではなのかもしれない。しかし、キャラクタや小エピソードの詰め込みすぎで、「タクシードライバー」と同様に全体の薄っぺらさが否めなかった。事件の大きさに対する表現の違和感、というのは個人的な考え方によるものだろう。

テグ地下鉄放火事件という史実を思い出す機会になり、災害における正常性バイアスについて改めて学んだ、というのが、私にとってはこの作品を観て得た一番のものだった。
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