離婚ではなく結婚の話。
アダムドライバーもスカヨハもこれまで演じたキャラクターに飲み込まれず俳優としてのポテンシャルを発揮してた。カイロレンやブラックウィドウの面影もなく、個の俳優としてのパフォーマンスが素晴らしかった。
映画全体的には会話だけでこんなに面白くなるのか、というぐらい会話だけで構成されている。
ニコールが弁護士にこれまでの生活を告白するシーンもよかったけど、1番はやっぱり後半の口論シーン。
お互い話し合おう、というところから始まり、LA移住について言った言ってないの話になり大炎上。
その末にチャーリーはお前なんか病気になって車にはねられろとまでニコールに言ってしまう。本当はそこまで思ってないのにね。人間ってなんで感情が盛り上がると思ってないこと言ってしまうんやろね。
たしかに許せないこともあるし一緒に生きてく方向性が違うってことがわかってるんやけど、でも昔結婚しようって思ったのは確かで、自分には無いいいところも知ってる。
そんな矛盾した2人の間にある関係がくっきりとわかるシーンでした。役者も脚本もすげ〜よ…
そんな感じやしどっちも働いてるんやからニコール弁護士雇ったのがそもそも間違いか？と思うけど、この離婚に関してはニコールの人生をずっとないがしろにしていたチャーリーが悪いやろと個人的には思ったので、破産してひとりぼっちになったぐらいでとんとんでは。最後ニコールはまたパートナーを得たっぽいし妥当な結果に落ち着いたのではないかとおもう。
