前から楽しみにしてたのに、一部でやっぱ複雑な気持ちになった。
原爆投下前の会議シーンで嫌悪感を感じて、自分て日本人やったんや……と逆にびっくり。そういう意味では貴重な映画体験でした。
核爆弾は"存在"だけで歴史を変えた。
蒸気機関のように使えば使うほど経済や発展に影響を与えるというものではない。
とても特異な発明ということを改めてわからされた。
子供のころ、地球上のいろんな国が核爆弾を保有していて、そのいろんな国の大統領が常にスイッチを持ってるんだと初めて知ったとき眠れなくなるほど怖かったことを思い出した。
いまや北朝鮮がミサイル発射したニュース見ても二度寝しとるけど。
ダイナマイトとは比べ物にならない発明。核はその後の副作用も含めるとまったく人類のコントロール外の存在である。
そんな存在ほかになくない？
しかも初めから兵器を主要用途として開発されてるのも特異。
ダイナマイトは一応工事とかにも使えるからそういう意味でも暴力的発明よな。
というのは十分わかった上で、
やっぱり世界にとっては「核があるかないか」が重要で、広島と長崎がどんなひどい目にあったかはそれに比べたらどうでもええんやろな。と感じちゃったのが複雑ポイントでした。
それが作品賞か〜というのもな。
ロバートダウニーjrは作中でオッペンハイマーにないがしろにされてこじらせる役やったのに、授賞式でアジア人をないがしろにしてたの、何もわかってなくて恥ずかしかったね。
