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ジャンヌのkyokoのレビュー・感想・評価

ジャンヌ(2019年製作の映画)
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8歳だった『ジャネット』から2年、10歳になったリーズちゃんの体幹は相変わらずグラグラだけど、こちらを見据えるきりりとしたまなざしはだいぶ大人びていて「あら~大きくなったわねえ」と親せきのおばちゃんみたいな気持ちになる。

今作も素人演者大集合だった。
神の啓示を受けた少女のヘッドバンギングはじめ、その自由な感じが個人的にはツボだった前作に対して、今作は演者に歌わせたり踊らせたりしないし、歴史的に有名な事件を色物にしたくなかったのか、えらく粛々としていて退屈。あの手この手で誤りを認めさせようとする審問官たちとの攻防もメインシーンにもかかわらずほとんど寝てしまった。

ハイトーンボイスで歌い上げるご老人がまさかのクリストフご本人だったときだけはさすがに覚醒した。この方コロナで亡くなってたのよね……合掌。
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