Nちゃん

キル・チームのNちゃんのレビュー・感想・評価

キル・チーム(2019年製作の映画)
3.7
正義感と愛国心に燃えて、アフガニスタンに渡ったアンドリュー二等兵。
地雷により爆死した上官に代わり、新たに小隊に赴任したディークス軍曹は、治安を守ることを口実に無実の民間人に罪を着せ殺害し続けていた。
その事実を知りながらも、捨てきることのできない軍人としてのデュークスへの尊敬の念と良心の呵責に苦しむアンドリュー。一方、異変に気づいたデュークスはアンドリューの忠誠心を疑い始める。


なんだろな、これが実話って恐いな。

緊迫した戦場、異常な上司命令、チームからの同調圧力、これは一種の洗脳に近いのかもしれないが、自らの命が危険にさらされている戦場で正しい判断ができるかは誰にでも難しいし、「正しい」の基準も人によっては違うだろう。
そこに正義感や上司への尊敬の念も加わるとさらに何が「正しい」かなんて訳分からないだろうに、主人公の揺れ動く心情が刺さった。
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