実話ベースの宇宙開発モノの負け犬チームのリベンジものの、好きな要素がいっぱい乗っかってて、「バッドマン」の主役とスタッフとくれば、面白くない訳ない。果たして本作も素晴らしい出来であった。
インドの科学技術って全然知らないけど、数学やITが進んでいるらしい事は知ってるから、機動計算とか得意なんだろ。この辺りはアメリカ映画の「ドリーム」を彷彿とさせるが、このインドチームが大変なのはお金がない。
国としての経済規模も違えば、一度失敗してるから、お金が回って来ない。アポロ計画と比べればものすごい低予算。この辺りは、映画制作の予算のメタファーでもあるのだろう。
でも、このチーム、一筋縄ではいかない連中が、無理難題をどんどんクリアして行くのが爽快ですらある。
「科学の誕生日」素晴らしいじゃない。だれもが夢を叶えられるとは限らない。でも、彼らはやり遂げたのだ!
ボリウッド恐るべしだ。今までではずれなし。