結論から言うと最高でした。
「この世界がいつまでも続けばいいのに」と、終わってしまうのが愛おしく感じる程に素晴らしい作品でした。
あと2、3時間この世界に浸らせて!
そんな風に思える作品は滅多に出会えないです。
今泉監督を知ったのは「愛がなんだ」からですが、映画全体に流れる落ち着いた空気感がとても好きです。
画面の両端に登場人物を置いての交互に発言と反応が見える長回しも面白い。
会話の中で荒川が独特な感性の持ち主達に振り回され、絶妙に気まずい空気になっていくのが最高でした。
特に後半、城定さんと出会ってからスイッチが切り替わったように、コメディ色が強くなっていくのも良かった。
劇場でも堪えきれないといった感じで、多数笑い声が巻き起こっていました。
今泉監督にはもっと映画を作り続けて欲しい。
そう思える数少ない監督の一人です。
これから生み出される作品も楽しみで仕方ないです。
ストーリー 5
演出 5
音楽 4
印象 4
独創性 4
関心度 5
総合 4.5