ゴヤの名画をモチーフにした殺人現場、その犯人を2人の女性バディが追う。
…と聞くと、なんだか面白そうなミステリ作品と思うでしょ？
でも、開けてビックリ、これが真逆の方に驚かされましたよ…
ゴヤの名画に準えた殺人現場が出てきたとこまでは興味深かったのに、出てきた女性コンビはお互いに反りが合わず、というか合わせる気がない真逆のタイプ2人。
この時点でハリウッドドラマの刑事もので見たことあるある。
それでも、大概この手のコンビは、その凸凹ぶりが妙な具合にハマって事件が解決したり、物語が進むにつれ何となく友情が育まれたりするのだけど、それもなく最後までお互い独りよがりな勝手行動なまま。
実にビジネス上のパートナーて感じでお互い相手を馬鹿にしてそう。
じゃあ肝心の事件の解決はっていうと、はい？？ラストそれで終わるの？って、ひとつも『着地した』感じがありませんでした。
この映画、何したかったのか…？
何かひとつでも良いところは探したいけど、そもそも物語がも着地してないし、終始観客置いてけぼりな感じでちょっと無理でした。
なんだか全てにおいて消化不良。
これまでに各国で制作されてきた、そこらに転がってる刑事ドラマの方が余程面白いし、その1話分より長いのに何一つ時間を活かせてない。
キャラクターもどこかで見たものの焼き直しみたいで魅力感じないし。
ただダラダラ引き伸ばして、最後あれで終わるなら、いくらでも工夫できたのにと思ってしまいました。
ゴヤ、というのに興味引かれたのと、たまたまリアルタイムで始まって観たのだけど、ミステリで途中寝ちゃう人生初の経験をしちゃったよ…まあ、ある意味貴重な体験かも 笑笑
