SetsukoAzuma

355のSetsukoAzumaのレビュー・感想・評価

355(2022年製作の映画)
3.4
各国の女スパイが協力して悪党から世界を滅ぼせる装置を取り戻すという、至ってシンプルなアクションもの。

オーシャンズの女版も面白かったから、期待して見に行きましたが、もうちょいスパイものらしい捻りが欲しかったかな。

アクションは、骨太な肉弾戦と銃撃戦でなかなか良かったんですが、デジタル機器を取り戻した後の詰めが甘いのが、散見していて、スパイなんだから、そこは警戒しておくだろ、と思ってしまった。

それぞれ所属する組織が違う中で、お互いのことを知り合う飲み会も、あんなオープンな場所で誰が聴いてるかもわからないのに警戒心低すぎないか?とかチラホラ。
油断しすぎ。

殺しておかないとヤバい奴をそのままにして自分たちの首を絞めることになったりしてるので、素人が見ても何かと鈍臭く感じてしまいました。

ラスト、あれだと彼女達が心配ですよ。
天涯孤独な連中はいいけど、他はまずいのでは…。

女性アクションで、ドレスアップして見せ場も作っていたし、エンタメで、軽く観るにはいいかな。

個人的には、ダイアン・クルーガーとペネロペが好きなんで、目の保養にはなりました。

主人公のジェシカはインテリ役の方が向いてるかなー。