SetsukoAzuma

オットーという男のSetsukoAzumaのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
3.9
映画館で観ようと思ってたら終わってたので、アマプラで。

妻を亡くしてから、人生に絶望していたオットーが、お向かいに引っ越してきたメキシコ人ファミリーと関わることで、再び人間らしさを取り戻す。

トム・ハンクス扮するオットーは妻が人生の全てで、それ以外の人にはあまり興味がない人。
つっけんどんで、どちらかというとあまり好かれるタイプじゃない頑固爺さんに、ガンガン関わっていくメキシコ人夫婦というか、嫁の方がアグレッシブで、関西人みたいだな、と思ってしまった。

無視されても不屈の精神でぶつかっていく姿に、昔の知り合いを思い出したり。。
東京だと特に最近は近所付き合いないからなあ、なんて考えてしまいました。
近所付き合い、嫌いじゃないんですけどね。
会うことがないんですね、東京だと。

とはいえ独居老人の孤独死が問題になってるのは日本だけではないのかもしれませんね。

オットーは、最後は一人だったけど、けして孤独ではなかった、良い人生だったと思います。