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映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者のnagaoKAshunPEiのレビュー・感想・評価

3.0
劇場版でぶりぶりざえもんと言えば、傑作『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』を思い出す。
あの作品も社会派なアクション映画だったが今回もその系譜に連なるラクガキの皮を被った亡国とレジスタンスによる武器(ミラクルクレヨン)保有を巡るかなり踏み込んだ内容だった。これだから劇場版クレしんはやめられない。
『ブタのヒヅメ〜』へのセルフオマージュも捧げつつ、空に浮かぶラクガキ王国というファンタジー要素も絡めながら常軌を逸した5歳児とラクガキたちの珍道中は、製作者たちの狂気も垣間見えて楽しめた。
設定の粗さや作劇の甘さが云々…と言いたくもなるが、あくまでクレヨンしんちゃん、野暮なことは言うまい。子どもたちが劇場で笑っていればいいのである。
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