DelayMan

WAVES/ウェイブスのDelayManのレビュー・感想・評価

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)
2.5
レスリングエリートの兄が選手生命を絶たれる怪我をして堕ちていく前半、兄の起こした過ちに苦しめられる家族の妹を中心に描いた後半の2部構成

撮り方も音楽も色彩にしても良い意味で凄く現在っぽい映画だと感じた
各場面に新鮮さがあった

内容としては前半はどうなるのかなという展開があったが、後半はちょっとありきたりで最後も着地点がわからないまま終わった感じがあった

プレイリストムービーと言うだけあって劇中音楽が全体を通して良かった
特に洋楽ファンは喜ぶ曲のチョイス
登場人物の心情と日本語訳の歌詞がそれぞれのシーンとリンクしていた
映像と音楽が上手く融合されていて、よりすんなりと映画に入り込めた部分が大きいと思う

個人的にはKendrick Lamar、Animal Collective、Radioheadの曲が特に良い場面で効果的に使われていたと思う
エンディングのAlabama shakesの曲もこの映画の締めとしてもかなり良かった

タイラーなんか見たことあるなと思ったらルースエドガーのルース役の人だった

観終わって一生に一度の傑作!とは全く思わなかったのであのキャッチコピーは煽りすぎだと思う
DelayMan

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