数年前の劇場公開で初めて観たけど今回はIMAXで公開ということで再鑑賞
サウンド監修にTalking Headsのジェリーハリスン、映像も4KリマスターされているのもあるけどとにかくIMAXのあの大きい画面と大音量で観たかった
このライブはTalking Headsがサポートメンバーを入れてライブを演るようになったり、メンバー間の関係が悪くなったりする前の1番脂が乗った時期
楽器やマイクすら置いていないまっさらなステージにラジカセとアコギを持ってデビッドバーンが登場し、1曲毎にベース、演奏中に楽器が運び込まれドラム、ギターとメンバーが加わると2人のコーラス、パーカッション、ギター、キーボードのサポートメンバーが加わりそこからは一気にずっとクライマックスかのような ステージ上のメンバー全員がゾーンに入っているような圧倒的なグルーヴ
メンバーは心から楽しんでるのが伝播するように飛び跳ね、叫び、走り回りとにかく自由なパフォーマンス
それに呼応するように客席もお揃いのノリ方ではなく、各々が自由に身体を動かし会場は異様な空気になっているのが伝わってくる
STOP MAKING SENSE→考えることをやめよ というタイトル通りに画面上の全員が身体が反応するままに楽しんでいる
統一感のある衣装やステージ演出を含め、ちょうど40年前とは思えないライブを映像に収めたことも奇跡だと思えるパフォーマンスがここにはある
Talking Headsはこの作品の公開のタイミングで何十億というオファーで再結成を打診されたがそれを断ったらしい
バンドの美学を優先するTalking Headsらしい選択だと思ったが、こういう奇跡的になライブに自分も立ち合いたいと思わせてくれる作品だった
絶対に今回のタイミングでしか叶わないIMAXで観るべきライブ作品だと思う
