第二部は会話の場面が多くて、第一部に比べると地味め。だけど、前半は自分たちの仕事を守ることだけに一生懸命だった錦之助が、さまざまな出会いを通して心境を変化させ、誠実な演技を見せるので、ジーンとする。
大工とはいえ、比較的恵まれた生活をしてきた主人公が、火事を期に恵まれていない人の生活を考えるというテーマは、今こそ考えさせられると思う。
長回しの捕物シーンと脱走シーンが迫力があり。ゲスト俳優も多数。
中村嘉葎雄のキャラクターは「天国はどこだ」の木村功に似ていると思う。
「昭和の銀幕に輝くヒロイン 江利チエミ」