このレビューはネタバレを含みます
人の会話を覗き見るような映画が好きだ。
やわらかくて、温かくて、優しくて…
愛が沢山詰まっていて、幸せに包まれて観ていて何度も泣きそうになる。
人を好きでいる気持ち、夢を持つこと、続けること、伝えること。
当たり前のようで自然に出来なくなっていることに対し、フワリと背中を押してくれるような作品。
優しくて見逃しがちだが、不登校、同姓への愛、夢への挫折、不倫?
色んな悩みを持つ人が出てくる。
誰も否定せず受け入れる優しい世界がそこにはある。
ラストシーンの先には何があるのか想像は見るたびに変わって、それもまた楽しい。
〜田中圭さんポイント〜
夏目さんを演じる田中圭さんの表情は終始穏やかで、特にさほに向ける笑顔や表情は本当に屈託のない優しい顔。
相手の言うことを、そっか…としっかり受け止めて、人の迷いや悲しみも自分のことのように受け止める。
寛容で優しいけれど、イライラしたり熱くなったりする人間臭さもある。
なんとも魅力的。